自分から選ぶのではなく相手から選んでもらう方法
こんにちは、藤沢店の眞部(まなべ)です。
先日、コロナ禍でも忙しくしている知人にどうしてそんなに忙しいのかと尋ねると「ちょうどいい本があるよ」と勧められた本があります。
その本のタイトルは『なぜか声がかかる人の習慣』高橋浩一著(日本経済新聞出版)
この本は、著者が“声のかかる人”になるきっかけとなった出来事や、自分の強みに気づき、それを活かしていかに声のかかる人間になるかを説いた指南書でした。
“声のかかる人”とは具体的にどういった人なのかというと、
・この仕事はあの人にやってもらいたい
・あの人の力が必要だと相手に思わせることができる人
のように、ただ単に頼みやすいだけでなく、「この件はぜひ!」とご指名を受ける人を指します。
そのためには相手に自分の強みを分かってもらえていることが必要です。
では、どのようにすれば相手に自分のことを分かってもらえるのでしょうか。
著者はそのために『人の心が動く瞬間』を適切に捉え、さまざまなステップを踏んでいくようにアドバイスしています。
あなたの日々の仕事での場面を思い返して下さい。
自分としては当たり前のことをしただけなのにやけに褒められたり、感謝されたりした経験はありませんか?
例えば
・プレゼンテーションや会議で、徹夜して一生懸命作成した資料よりも会の進行やまとめ方、雑談を褒められる
・お客様からクレーム対応で、最終的にあなたが対応してくれてよかったと言われた
・ゴルフコンペや忘年会の幹事での仕切りを褒められる
そういう場面の中に、意識していないとなかなか気付くことができない『人の心が動く瞬間』、つまりあなたの強みが相手の心を動かした瞬間があります。
著者はその『人の心が動く瞬間』を見逃さず、相手になぜそう思ったのかを聞くことで自分も理解し、相手にもそれを認識させています。
それが自分の本当の魅力であり、仕事の幅が広がるヒントになるそうです。
それを繰り返すことで必然的に“声のかかる人”になるのだそうです。
“声のかかる人”は何も仕事だけの話ではありません。
突然ですが、この中で、自分が望んだ通りに必ず決まるできごとはありますか。
- 自分の入りたい会社に就職する
- 自分の住みたい部屋を賃貸で借りる
- 自分の望む相手と結婚する(したい)
就職、住まい選び、そして結婚……。どれも、人生に影響を与えるイベントです。
ここで、あなたが認識しておくべき現実があります。
それは、「人生の大事な場面では、どんなに自分が望んでいたとしても、最終的な決定権は相手にある」ということです。
自分を必要とする(声をかける)かどうかを決めるのは、「相手」なのです。
就職では面接官、住まいでは大家さんや住宅ローンの銀行、結婚に関してはまさにそのままです。
あなたに声がかかるということは、裏に必ず「声をかける人」がいるわけです。
その人のアクションをあなたが直接コントロールすることはできません。
人から声をかけられるためには、相手の心を動かす必要があるのです。
これが先ほどの『人の心が動く瞬間』であり、ここにあなたの持っている強みがどう作用するかにだけ注力すれば良いのです。
『人の心が動く瞬間』には必ずあなたの本当の魅力が輝いています。
まずはその魅力に自分が気付き理解することが重要です。それがあなたの人生をより豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。
婚活におけるあなたの魅力がわからないなら、私たちが一緒に見つけます。
なぜなら『自分が予想していた場面とは違うところで、相手の心が動いていた』ことがほとんどだからです。
つまりは自分では気付いていない点でも私たちには気付けることがあるのです。
その魅力の伝え方、使い方のアドバイスもできるでしょう。