実際の婚活サイクルを見てみましょう

婚活のサイクル

こんにちは、結婚相談所KHM藤沢店の眞部です。

結婚相談所の婚活って、どういうものかイメージはつきますか?

「婚活の流れ」を説明しているサイトはたくさんありますが、申込→お見合い→交際→成婚 とあるだけで詳細のプロセスが見えないこと多くあると思います。このページでは実際に成婚退会された男性会員様(以下、Kさん)のケースを元に、一緒に婚活を体験してもらいます。

ちなみにKさんの婚活状況は、活動期間9カ月、お見合い数20回以下で交際数8件、申込数を含めて成婚者の平均以下の高コスパの内容でした(同年代比)。

1. プロフィールをひたすら見る

どなたでもそうですが、IBJのシステムで希望女性を検索すると、まずそのヒット数に驚かれると思います。Kさんも「これ全部見ていくんですかね。結構な数ですけど」とつぶやいていました。検索結果画面では女性のお写真と簡単な項目のみが一覧表示されるため、もっとよく知ろうと思えば1件ずつプロフィールを開く必要があります。Kさんは1件ずつしらみつぶしに見ていくと膨大な時間がかかるであろうことを懸念して「もう少し、こういった人だけみたいにスクリーニングできないですかね?」と相談されたこともあります。合理的効率化を図るのは男性ならではですね、そのお気持ちわかります。

もちろん、私共カウンセラーがお手伝いをして、最初のヒット数から選定することは可能です。ある程度はKさんの志向に合わせたご提案はさせていただきますが、これを全部丸投げとなると問題です。なぜなら結婚するのはKさんだからです。未来の伴侶選びを人任せとは、選ばれた女性もかわいそう。この作業でさじを投げるようなら結婚相談所での活動は向いていないと思います。

2. とりあえず会ってみる

結婚相談所での婚活「あるある」とも言えますが、入会当初に申し込んだ女性達からは一通り断られます。ここで心が折れそうになる。そこで眞部は「皆さんが通る道です」と声を掛けます。KHM内の統計では、申込に対してお見合いを承諾してくれる率(業界では「受託率」といいます)は、良くて5~10%です。つまり20人に申し込んでようやく1件お見合いに繋がる程度です。

入会当初は特に競争率の高そうな女性に申込がちなので受託率はもっと低いです。もちろん、自分の理想を求めてどんどん申し込んでいただいて構いません。ただし、そうしたやり取りの中で今度は女性から申込みを受けることがあります。

その女性は少しあなたの理想とはタイプの違う方でした。Kさんは最初断ろうとしました。論外ならば致し方ないですが、なるべく多くの女性と会うことをオススメします。理由は初期段階あればお見合いに慣れるため。そして一番の理由は自分の許容範囲と視野を広げるため。よく「希望の人としか付き合わない」という人を見かけますが、このようなタイプの人は見た目が自分の好みかどうか、またはスペックや条件(居住地、結婚後の仕事など)が自分の希望に合っているかどうかで相手を識別しているケースが多いです。そういったプロフィールだけで判断してしまうのはある意味で婚活全般のデメリットでもあるのですが、そもそも相手のことを本気に好きになれるかどうかはお互いの内面を知る必要があります。相手をより深く知るには、会って話をしてみないとわからないのです。

つまり、希望と合致していない人ともお見合いをすることでより多くの人の心を深く知るチャンスに恵まれるのです。でも考えてみてください、これが許されるのは婚活だからですよ。自由恋愛においては複数の人と同時進行で出会うことはありえませんので。

3. 複数交際は2人まで

お見合い後に連絡先交換に進み、交際へと発展します。幸運なことに複数の女性との交際が重なることもあります。でも同時は2人までが限界だと思います。Kさんも交際が重なったことがありました。さらにお見合いの約束もいくつかありました。

こうなると土日が休みの人であれば毎週末、しかも終日婚活で埋まってしまいます。これはこれで大変です。もちろんご縁をコントロールすることは難しいです。

ただ週末も予定が全部埋まって余裕がなくなると冷静な判断ができず、間違った選択をしてしまうかもしれません。Kさんとは定期的なカウンセリングでA子さんのいいところと気になるところ、B子さんはどうだろうと一緒に検討をしていきます。もちろんこちらから「A子さんにしなさい」とは言いませんが、視点を変えられることでKさんの頭の中と気持ちを整理するお役には立ったようです。

4. 真剣交際から成婚準備へ

お見合い後から数回のデートを重ねる期間を結婚相談所では「仮交際」といいます。”仮”って何?と思うかもしれませんが、お見合いが完全な初対面となるため、この人はどんな人かなとお互い知り合う期間が必要です。自由恋愛の場合は知人・友人期間から告白して交際となりますから、この知人・友人期間にあたるのかもしれません。単なる知人・友人と違うのは結婚を前提にお互いの価値観の確認をし合う点です。

真剣交際になったから、ライバルはいないと安心してはいけません。ここからはお相手女性とのまさに「真剣」勝負!!

  • 結婚後のお互いの仕事はどうする?
  • 住むところは?
  • 家族への挨拶は?(成婚退会後にされる方も多いですが)

etc・・・

5. 運命のプロポーズ

真剣交際期間で将来の夫婦生活像の共有を図り、いよいよプロポーズ!!

ベタかもしれませんが、やはり男性から愛の告白が王道ですね。やらかすと(私のように)後々まで突っ込まれるので、男性諸君はしっかり準備してくださいね。

ちなみにKさんも、このプロポーズ段階で「あわや破局か!!」という事態に発展するトラブルを起こしてしまいました。詳細についてははここでは言えませんが、こちらとお相手側の仲人さんとで連携して事なきを得ました。これも結婚相談所ならではのファインプレーだったなと思います。

6. ご卒業

なんやかんやありましたが、無事プロポーズを受けてもらい、成婚退会へ。

KHMの所属するIBJ日本結婚相談所連盟は、結婚の意思の合意をもって「成婚」としています。結婚相談所によっては「僕たち交際します」だけで「成婚」となるところもあるようで、その後のフォローがないそうです。結婚相談所なのに結婚までの道筋を見届けないとは・・・と個人的に思いますが、結婚までをじっくり時間をかけて2人だけで検討したいカップルにはいいのかもしれません。

以上が、実体験に基づいた婚活生レポートでした。

(文責:藤沢店 眞部)

男性に強い結婚相談所KHM